唇の乾燥と皮剥け対策に効果的なリップクリームの選び方。
アキュテインの副作用で殆どの人に現れるのが唇の乾燥の症状です。人によっては飲み物や食べ物が沁みたり、出血する場合もあるようです。アキュテイン服用で荒れた唇を完治させるには、服用を止めるか量を減らすしかありません。しかし、荒れた唇をこれ以上悪化させないことはできます。そこで最も有効なのがリップクリームです。これからご紹介するリップクリームは私がアキュテインを服用し始めてから試したリップクリームになります。オススメのものはもちろん、そうでないものまで、それぞれ使用した感想を交えながら総合的に評価しながら紹介していきます。
Mentholatum 薬用リップスティック XD
★ メンソレータム 薬用リップスティック XD2個組
原産国:Made in China
主成分:ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、精製ラノリン、香料
うるおい ★★★☆☆
匂い ★★★☆☆
持続性 ★★★☆☆
効果 ★★☆☆☆
価格 ★★★★★
最もメジャーなリップクリームです。リップクリームと聞いてこのパッケージを思い浮かべる方も多いとお思います。メントール配合で冷感作用があります。どの面においても平均的なリップクリームで、コストパフォーマンスが高く、ちょっとした乾燥予防や通常使用においては非常におすすめです。私も家にストックがあったので使ってみました。使用感はアキュテインの副作用である乾燥や荒れには少々刺激が強く、塗るとメントールのせいで軽い痛みを伴う場合があります。軽度の荒れには有効ですが、慢性的な荒れや皮剥けの改善にはあまり効果は期待できません。
Blistex センシティブ
ブリステックス センシティブ
原産国:Made in USA
主成分:ワセリン、カカオ脂、ヒドロキシステアリン酸、シア脂、フェノキシエタノール
うるおい ★★★★★
匂い ★★★★★
持続性 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆
価格 ★★★★☆
わずか5種類の成分で作られた唇にやさしいリップクリームでシアバター配合でうるおいを長時間キープします。無香料、無着色、アレルギーテスト済みという点に惹かれて購入してみました。実際に使ってみるとワセリンのような使用感で塗った直後のうるおいにおいては今まで使ったリップクリームの中で最も優秀で唇がテカるほどのみずみずしさです。しかし持続性が今ひとつでこまめに塗る必要があります。また一度に唇に付く量が他のリップクリームと比べて多いので減りが早めです。荒れの防止や改善の効果については他の商品と比較して平均的な印象です。価格は手頃なのでコスパは悪くない商品ですが、頻繁に塗る必要があるため持続性を重視する方は避けた方がいいかもしれません。
Neutrogenaノルウェーフォーミュラ リップモイスチャライザー
Neutrogena(ニュートロジーナ)ノルウェーフォーミュラ リップモイスチャライザー 4g
原産国:Made in Korea
主成分:ヒマシ油、コーン油、オゾケライト、ワセリン、メトキシケイヒ酸オクチル、ミツロウ、パルミチン酸オクチル、オキシベンゾン-3、パラフィン、ステアリルアルコール、カルナウバロウ、BHT
うるおい ★★★★☆
匂い ★★★★☆
持続性 ★★★★☆
効果 ★★★★☆
価格 ★★★★☆
リッチな保湿成分配合で唇の乾燥や荒れを防ぎ、うるおいを与えます。紫外線防止成分(SPF15/PA+)配合、日差しによるダメージから唇を保護します。無香料・無着色。”Neutrogenaノルウェーフォーミュラ”は私自身、何度もリピートしているリップクリームの一つです。無香料とありますが独特の香りがほんのりします。紫外線防止成分(SPF15/PA+)配合により、日差しによるダメージから唇を保護してくれることからアキュテインの副作で荒れている唇には心強いです。使用感はうるおい、持続性、効果とどの点においても優れており、非常にバランスの良いリップクリームです。また商品のリップを伸ばす回転部が通常のケースの底にあるタイプではなく、ケースの上にあり、使いやすさに気を使っている点も気に入っています。
メンタームセレクトリップス スムースクリア
メンタームセレクトリップス スムースクリア
原産国:Made in Japan
主成分:酢酸トコフェロール、グリチルレチン酸ステアリルv、パラフィン、トリグリセリド、セレシン、キャンデリラロウ、スクワラン、吸着精製ラノリン、トリエチルヘキサン酸グリセリル、白色ワセリン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、BHT
うるおい ★★★★☆
匂い ★★★★☆
持続性 ★★★☆☆
効果 ★★★☆☆
価格 ★★★★☆
有色成分やにおい成分をできるかぎり取り除いた低刺激性のオイルで、敏感唇もやさしくうるおう薬用リップクリームです。唇にすばやくなじむスクワランオイルや、荒れを防ぐビタミンEを配合。無香料、無色、ノンメントール。無香料、ノンメントールということで使用感は悪くありません。日本製という安心感もあります。うるおいも申し分なく、塗った際のテカリも抑えられているので良いので好印象です。あと少し持続性があれば非常に満足度の高いリップクリームです。ただその持続性も個人的には許容できる範囲なのでまたリピート購入しても良い商品の一つです。
PORTLAND BEE BALM Bee Balm
(ポートランドビーバーム) PORTLAND BEE BALM Bee Balm オレゴンミント 496143001
原産国:Made in USA
主成分:ミツロウ、ヤシ油、オリーブ果実油、セイヨウハッカ油
うるおい ★★★★★
匂い ★★★★☆
持続性 ★★★★☆
効果 ★★★★☆
価格 ★★☆☆☆
ポートランドビーバームは化学成分を一切使用していないオーガニックなリップクリームです。材料には厳選されたミツロウ、ヤシ油、オリーブ果実油、セイヨウハッカ油を使用し、とてもシンプルな配合で作られています。うるおいにおいては今まで使ったリップクリームの中でトップクラスです。オレゴンミントとありますが、メントールのように強い清涼感は無く、ほんのりスッとする感じで刺激は感じません。香りはミツロウの少し甘い香りで好き嫌い分かれそうですが私は好きでした。持続性もよく、効果の方もアキュテインの副作用の乾燥の症状の悪化をしっかり防いでくれ十分な効能です。価格は少々高めですが、こだわりの成分とオシャレなパッケージで満足度の高い商品です。実店舗では中々取り扱いが無いので、もし見かけたらまとめて何本か購入したいくらいお気に入りです。
GATSBY 薬用ウォーターインリップ
GATSBY(ギャツビー) 薬用 ウォーター イン リップ 5g (医薬部外品)
原産国:Made in China
主成分:グリチルレチン酸ステアリル、トコフェロール酢酸エステル、メントール、香料
うるおい ★★★☆☆
匂い ★★★☆☆
持続性 ★★★☆☆
効果 ★★★☆☆
価格 ★★★★☆
ヒアルロン酸&コラーゲン。Wのうるおいパワーでベタつかず、うるおい持続し薬用成分が唇の荒れ・ひび割れを防ぐ効果と紫紫外線防止成分(SPF16)配合で紫外線から唇を守ります。爽快感のあるメントールとさわやかなシトラスの香りがします。GATSBYは若者男性向けの化粧品ブランドですがリップクリームの商品展開もあるようで、私がリップを忘れた際に連れ合いの方に頂きました。ほんのりとメントールの爽快感があり、柑橘系の香りがするので少し好みが分かれそうです。使用感としては”メンソレータム 薬用リップスティック XD”を良くした感じで、通常使用には良いですがアキュテインの副作用からくる唇荒れには少し心もとないか感じがします。ただUVカット効果があるのは好印象です。
Mentholatum ディープモイスト リップスティック 無香料
【医薬部外品】メンソレータム ディープモイスト リップスティック 無香料 4.5g
原産国:Made in Japan
主成分:ヒアルロン酸、シアバター、ホホバオイル、ビタミンE誘導体
うるおい ★★★★☆
匂い ★★★★★
持続性 ★★★★☆
効果 ★★★★☆
価格 ★★★★★
メンソレータムディープモイスト(無香料)はヒアルロン酸、シアバター、ホホバオイル(うるおい成分)配合の“高保湿”リップクリームで有効成分ビタミンE誘導体が唇の荒れ・ひび割れを防ぎ、健やかに整えます。また、紫紫外線防止成分(UVカットSPF20、PA+)配合で紫外線からも唇を守ります。メンソレータムのリップクリームはメンソレータムリップステックXDの使用感がイマイチだったのでこれまで避けていましたが、“高保湿”というキャッチコピーとUVカット効果があることに加え、Made in Japanなのに価格も300円程度とリーズナブルだったので試しに購入してみました。“高保湿”を謳っていることから光沢が出るようなぷるんと潤う感じの使用感を想像していましたが、使ってみると普通のリップクリームに比べて少し固めのテクスチャーで伸びもよく、しっかり塗れる感じで、テカリ感も一切無い使用感で大変気に入りました。持続性が非常によく、効果の方もアキュテインの副作用の乾燥の症状の悪化防止防には十分な効能で寝る前にひと塗りすれば朝まで持続するくらい優秀なリップクリームです。また、容器の形状が楕円型で塗りやすいように工夫されています。初めは軽い気持ちで購入しましたが今後もリピートしたくなるお気に入りの一本です。
キスミー 薬用リップクリーム
キスミー 薬用リップクリーム 2.5g
原産国:Made in Japan
主成分:トコフェロール酢酸エステル、グリチルレチン酸ステアリル、流動パラフィン、イソノナン酸イソトリデシル、セレシン、ポリエチレンワックス、スクワラン、マカデミアナッツ油、精製水、トリイソステアリン酸ジグリセリル、マイクロクリスタリンワックス、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸ポリグリセリル、水溶性コラーゲン液(1)、ヒアルロン酸Na液、濃グリセリン、パラベン、乳酸Na液、酸化Ti、BHT、リンゴ酸ジイソステアリル、フェノキシエタノール、トコフェロール
うるおい ★★★★☆
匂い ★★★★★
持続性 ★★★☆☆
効果 ★★★★☆
価格 ★★★☆☆
キスミー薬用リップクリームは低刺激性の荒れ止め薬用リップで、多くの有効成分が配合されており、うるおい持続効果が高く、唇にやさしいソフトタイプのリップクリームです。実際に使用した感じはいたって普通のリップクリームでした。他のリップと比較すると全体的な使用感は決して悪くはないのですが、“敏感肌”や“荒れ止め”を大きく謳っているため期待値が高かったこともあって、「こんなものか」というのが正直な感想でした。容量も普通のリップクリームが4g〜5gあるところ、この商品は2.5gとかなり少なめです。現在、仕事中はこのリップクリームを愛用しており、あと少し持続性は欲しいと思うものの、大きな不満があるわけではありません。しかし、アキュテイン服用の副作用の乾燥に最も重要な持続性とコストパフォーマンスの面から見ると他の優秀なリップクリームと比較した時にどうしても見劣りしてしまうのが正直なところです。
まとめ
今回、リップクリームのインプレッション・レビューを記事にするにあたって、使用感を改めて確認するため手元にあるリップクリームに絞ってご紹介してみました。リップクリームを選ぶ際に主に気になる点としては成分や香りの有無、メントールの有無、持続性などが挙げられます。まず成分は、人によって肌に合う、合わないがあると思います。購入する前に必ず成分表に目を通し、これまで合わなかった成分が入っていないか確認しましょう。次に香りです。無香料が無難ですが好みに合ったものを選びましょう。爽快感のある強いメントールは唇に沁みる場合もあるので気になる方はノンメントールのものを選びましょう。最後に、リップクリームの性能で最も重視すべきなのが持続性です。この持続性が効果を大きく左右します。なぜなら、唇が乾燥した状態を極力減らすことが荒れた唇の症状の軽減や悪化防止に非常に大切なことだからです。うるおいを重視させる方も多いですが、特にアキュテインの副作用の唇荒れでリップクリーム選びに悩まれている方はどれだけうるおうかではなく、どれだけ乾燥してない状態を保てるかをリップクリームを選ぶ際の一つの基準にしてみることをおすすめします。
※今後も新たなリップクリームを購入次第、随時レビューを追加更新していきたいと思います。
アキュテインについてより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。